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ロックの部屋

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2004年

《2004年マイベストアルバム15選》

今年も優れたアルバムに出会いました。感謝の気持ちを込めてベスト10選といきたいところでしたが、10では足りなくなってしまいましたので15選にしました。それほどNO1~NO15までは差がありません。では行ってみよう。

NO15 ヴァインズ   『WINNING DAYS』


このアルバムはもっと上位にいっていいと思いますが、輸入盤も日本盤もCCCDでして、家のDVDプレイヤーはCCCDの影響は無かったのですが、このアルバムで初めて反応してしまいました。突如耳障りなノイズが入って聴きずらいです。ディスクマンでは正常に聴けるので機器との相性でしょう。この点がマイナスですが音は素晴らしい。オーストラリアのバンドとは思えないサイケなサウンドでした。

NO14 エール     『TALKIE WALKIE』


フランスのエレクトロニックバンドです。エレクトロニックと言っても冷たい音ではなく、フランスらしくドリーミィで甘いです。このアルバムはDVD付。エールのライブパフォーマンスが見られます。とてもお得で嬉しかったなぁ。紳士な二人のユニットです。

NO13 グリーン・デイ 『AMERICAN IDIOT』


これはイラク戦争の副産物と言えるかもしれないコンセプトアルバムだけど、あえて明るいロックンロールで通したグリーン・デイに拍手。ふたつの組曲はお見事。気持ちいいっす。

NO12 ビートルズ   『LET IT BE ...NAKED』


年間通して満遍なく聴いていたビートルズのアルバムです。フィル・スペクター盤との違いは滑らかさとストレートさ。アルバム全体の統一感は素晴らしいです。元の楽曲が素晴らしければどんなリミックスでも良いのでしょうね。「THE LONG AND WINDING ROAD」にまた涙してしまいました。

NO11 ハウス・オブ・ラブ 『BEST OF』


80年代に活躍したギターバンド。キラキラしたギターにちょっと、くすんでいて渋めなヴォーカルが良いんです。雨上がりや、曇った日に聴くとよろしいです。独特の世界観があります。『ジョン・ピール・セッション』なんていうライブアルバムも出しているみたいです。次はこれを買うぞー。(笑)

NO10 デュラン・デュラン 『ASTRONAUT』


デュラン・デュランもいい歳のはずなのに、ちっとも古くさくない瑞々しいサウンドに驚きました。ディスコ調からエレクトロニカまで消化(昇華)させた間違いなく2000年代のロックに仕上がっています。改めて彼らの才能に感服しました。来年も来日して武道館で公演するようですね。楽しみだ。行けないけど……(笑)

NO9 ティーンエイジ・ファンクラブ『BANDWAGONESQUE』


グラスゴーのギターバンドの名盤。一見地味でありきたりのギターロックなんだけど、何度も何度も聴いていると、はまってしまう。とても落ち着くし、ほのぼのしてきて幸せな気分になれるのです。顔で泣かずにギターで泣け!です。ハモリも暖かいです。

NO8 マルーン5    『SONGS ABOUT JANE』


率直にカッコイイ!と思ったのがこのアルバムです。発売から1年以上も経っているのに今もチャートの上位ですね。このカッコよさに全世界のリスナーがはまっているのでしょう。これはソウルとロックとラップとファンク、様々なポピュラーミュージックの枠を超えた新しいポップミュージックの形。いやー、こんな素晴らしい音楽と出会えて、ホントいい時代に生まれて良かったと思いましたよ。

しかし、それぞれ聴きながら書いていると、今聴いているアルバムが一番良く思えて、あれよりこっちの方が良いんじゃないになってしまい、順位が行ったり来たりしてしまいました。

ウー、雪です。午後から本降りになってきて、外を眺めてみるともう5cmは積もっているのではなかろうか。午前中に買い物済ませといて良かったです。
ぼやぼやしていると、年が明けてしまいそうなので今のうちに昨日の続きを書いてしまいましょう。

さて今年聴いたロックアルバム《マイベスト15選》後半です。前半はイギリス4、アメリカ2、フランス1、オーストラリア1で結構バランスよく別れたんじゃないでしょうか。意識したわけではないのですが。。。日本のロックがないではないか……などと突っ込みがありそうですが、そこはサラッと流して進めます。(笑)


NO7 エンブレイス   『OUT OF NOTHING』


このアルバムは全英チャートでも一位になっています。90年代はオアシスらと共にブリットポップの一躍を担ったようですが、2000年代になってもトップの位置にいられるのは、いつの時代にも通用する美メロを持ち合わせているからでしょう。「GRAVITY」は私にとっても忘れられない曲になりました。

NO6 U2       『HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB』


U2の復活も嬉しかったですね。ボノが「これは俺たちのファーストアルバムだ」と言っているように、新人バンドの様な活きの良さがこのアルバムにはあります。エッジのギターも錆びついてはいなかった。切れ味鋭いギターに痺れました。

NO5 ゴー・ビトウィーンズ『16 LOVERS LANE』


80年代から日本でも根強い人気がある、オーストラリアのネオアコバンドです。過去の名作がボーナストラック満載で再発されるのは嬉しいです。ハーモニカやヴァイオリンなどを駆使したアコースティックなサウンドながら、純朴さを感じるメロディーには充分癒されました。

NO4 キーン     『HOPES AND FEARS』


ピアノの響きの美しさ、深みを再認識したアルバムです。また歌うことの美しさ、素晴らしさを教えられた一枚でもあります。こんな新人バンドがでるイギリス、またビートルズの再来が現実になる日が近いかもしれません。キーンがそうなるかは分かりませんが、ギターレスでここまで完成度の高い音楽を想像できる彼らなら可能かもしれません。

NO3 モリッシー   『YOU ARE THE QUARRY』


歳はとっても批評精神も感性も変わることはなく、美しさは更に磨きがかかった。そんなモリッシーが2004年確かにここにいた。スミス解散後、ソロになってからの最高傑作と言い切ってしまいたい。このアルバムにも泣けました。U2、デュランデュランらの復活と共に今年は80年代のニューウェーブ好きにとって実り多い年でした。

NO2 ピクシーズ   『SURFER ROSA』


ピクシーズとの出会いは今年最大の収穫だったかもしれません。こんなバンドがいたなんて知らなかった自分が恥ずかしいです。それほど魅力的・魅惑的なロックをやってる連中です。デヴィッド・ボウイがファンでライブでも彼らの曲を演奏しているので、気になって聴いてみたら、凄くいいのでびっくりしました。怪しさと色気と退廃さとがごっちゃごっちゃになっているけど、どこかしらユーモラスな所もあって、尚かつパンクのエネルギーもあってはまってしまいました。今年再結成されて来日もしたようですが、とりあえずライブDVDが発売されているようなので買おうと思います。ニューアルバムも待ち遠しいですね。

NO1 Mew      『FRENGERS』


そして今年聴いたNO1アルバムはデンマークのMew(ミュー)です。性差のないヴォーカリストにはいつも魅了され続けてきました。それは70年代のデヴィッド・ボウイであり、80年代のモリッシーであったりしました。そしてMewのヴォーカリスト、ヨーナスも性差を超えた天使の声を持っている人です。音的にも周囲の状況に惑わされない北欧だから、より純度の高いロックが可能なのかなと思います。この透明度に汚れ無き音空間に浸りきりました。夢の世界に連れて行ってくれる『FRENGERS』、素敵なアルバムです。



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